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『The Anglo-Spanish War 1655-1660』読んだ。イギリスの南米スペイン植民地攻略のための遠征がすごい勢いで失敗する話だった。 陸軍が1年弱で実働人員2割になったり、上級指揮官5人全員が離脱又は死亡して指揮とる人間がいなくなったりととにかく凄まじい。
2020年度版のロシア軍の士官学校基礎教練課程で使われている教本『砲兵戦術』に基づけば、砲撃配置についた自走砲の距離は図のように30~40m間隔です。偵察ポストは最低でも両脇に1つずつ。ご参考までに。 弾薬運ぶのやルート整備が面倒だからサボってもっと近づけたくなるのでしょう
ぜんぜん知らんうちに米陸軍教範に中国軍の戦術解説本(ATP 7-100.3 Chinese Tactics)がしれっと出ていた!! ざっと見た感じめちゃくちゃ面白そうだし和訳したい!!!
敵の機動的な逆襲に対し、赤軍は攻勢継続を中断、作戦的防御へ移行しこちらも機動的に対抗する。 戦線南端を手薄にするリスクを冒し第27、40軍を大胆にこの突出部へ移した。更に総司令部付予備と増強を投入、第1戦車軍と第18軍が間に合った。 交代含めこの一連の戦いの総投入兵力は60~70万人に達した
実際は両軍が激しく流動的に戦力を移動させる戦いとなった。 まずドイツ軍は市街地に籠らず南西へ部隊を脱出させ、併行して南西郊外で機動部隊が打撃したために包囲が起きなかった。南の助攻は前進に失敗。その後ドイツ軍は戦力を想定以上の速度で移動させ逆襲を発起し、縦深へ進む赤軍部隊を打撃した.
1943年キエフ攻勢における第1ウクライナ方面軍の総兵力は398,682人、砲迫6413門、対空砲597門、戦車及び自走砲675輌。 攻勢主軸の第1梯団は第38軍と第60軍で、拡張担当の後列梯団に第3親衛戦車軍、第1親衛騎兵軍団の機動部隊を用意。増強と集中を行い主軸のみに25万5千人(方面軍の64%)を投入した。
1591年トンディビの戦いに関する拙稿作成しました。 異質に銃兵に偏った寡兵のモロッコ軍がサハラ砂漠を越える大遠征の果てに、ソンガイ帝国の弓、剣、槍を主体とする大軍と戦いました。 牛群突撃や騎兵による包囲戦術に対して火薬兵器が如何な効果を発したかの戦例の1つです warhistory-quest.blog.jp/22-Mar-27
そういえば、米陸軍は、戦術単位を旅団戦闘団中心から師団中心の編制・編成へと再編していくことになっている。中でも最も重視するのが機甲戦力主体のPenetration Division(直訳的には「突破師団」といえばええのか。。)で、既存の機甲師団にその他のドメイン機能(と火力マシマシ)にした感じのやつ。
また基本戦術には、攻勢において敵の強固な陣地に直面した部隊は正面に陣地展開し火力投射を最大化、その間に翼部隊が回り込んで包囲/側面攻撃というマニューバがあります。より規模が大きい編制だと要警戒です。 ロシア軍の教本中ならこの図が(正面も突撃するパターンとの)差異を説明しています。
まぁ普通科出身者は上官にヘイト貯めまくった土掘りだと思いますが本当にこれは大切で。 ソ連も止まったらしっかり掘れと言ってたのにさぼっていてドイツ軍の逆襲を浴びて脆弱性を晒した教訓があり、これを反映したのが1943末ジトミルの戦い。マンシュタイン最後の逆襲を途中で止めれた理由の1つです
これは陸軍畑でない方の誤認ですね。 地上部隊は作戦的攻勢時にも進んだらどこかで戦術的停止と再編が必ず起きるので、そこで野戦築城/陣地構築を毎回すぐにするように叩き込まれます 米海兵隊ではSAFE(security, automatic weapons, fields of fire, entrenchment)の標語で昔覚えさせていたものです
このため極めて多数の砲兵隊が配備される。先遣隊の旅団に砲兵将校が随伴しスポッター役となり、先遣隊が特定した敵防御箇所へタイムリーかつ正確な砲撃を指示する。(図の長方形枠および横長H字が砲撃箇所) 1942年の事例では突進部隊の側面箇所を支援攻撃し、移動していく砲撃の壁の様な状況を作った
第6戦車軍主力のために敵防御へ突破口をまず前線の歩兵隊が開けると、戦車軍はハイテンポで縦深へ踏み込む。 砲兵隊は予め砲撃区画を設定するだけでなく、前進段階線を考慮し砲撃ラインを前に動かすための準備を確認する。縦深では絨毯的砲撃はせず、選択集中的な攻撃で砲撃密度を維持する。
ソ連の戦車軍による敵防御の突破時、縦深で突進する戦車/機械化部隊のための砲兵隊の支援砲撃箇所を示した作戦図(1944年ルーマニアで実際に行われたもの) 突進は細部ルートを柔軟に変えながら全体で主軸方向を維持する。砲兵隊は戦車の道を整えるかの如く必要箇所へタイムリーな砲撃を行う
しかしソ連軍が直面した現実は違った。別の敵、ゲリラを相手取った泥沼の戦争の中で、全く理想とかけ離れた形で「断片化された戦場」の性質が色濃く出始めたのである。 断片化防御は、個々の拠点が敵に縦深に入り込まれても独立してある程度の期間戦闘を続けることをもとめられる。
この冷戦期の概念は、はっきり言って軍人の夢のような理想化された戦場である。最高の兵器と最高の物量と最高の将兵たちが、同等の敵とやり合うと考えていたからだ。 核兵器による通信遮断と混迷な戦況の中で個々の部隊は巨大な自由裁量権を与えられ、市民の惨状を尻目に「戦術家に最高の舞台」となる
航空機、誘導弾、砲の性能向上、空挺やヘリボーン、機甲部隊等のあらゆる技術発展が全戦術縦深に同時的に戦闘を発起させる性質を増大させ、同時に市街戦が耐久性を伸ばした。 結果、領域を塗りつぶして進む線形戦場は今も重要だが、部分的に或いは瞬間的に断片化することが明らかになった(終
現在のロシア軍の断片化した戦場は少なくとも3つの要素から特徴づけられる。 ・戦術単位の独立性(BTGはそれを加速した) ・柔軟な機動性と縦深の突進(Forward Detachmentの再評価) ・空挺を含む航空戦力による縦深の戦力投射 対ゲリラだけでなく、限定戦という条件付きだが正規軍相手にも使える
断片化戦場(fragmented battlefield)とは、ソ連が将来臨むことになると考えていた戦場の様態について米英が分析し名付けたものである。 『断片化された戦場』の概念は、Grau博士の論考で紹介されたようにロシア連邦軍が現在部分的に、そして将来よりその性質が濃くなった戦場に臨むと予想されている。
ハリコフの地雷原間に合うかな。 一応ソ連時代と同じ設置能力あれば白紙的には軍あたり一日10キロの地雷原作れるはずだが(移動と設置箇所の偵察時間を無視したら)