後醍醐天皇と足利尊氏の関係は何とも言えないんだよな。後醍醐天皇はずっと尊氏を許してないけど、尊氏は何だか後醍醐天皇に遠慮があるというか気後れしてそうというか微妙な態度。
斎藤道三、「ちなみに「まむし」の異名も、坂口安吾が小説『信長』で創作した可能性が歴史学者の木下聡氏によって指摘されている。」 マジかよ……。
「最近では、インターネット上で「実は秀吉はそれなりの身分の武士出身ではないか」という説が流布するほどである。」 草。
天下人なのに父親の素性すらはっきりとしないのだから、それ自体が出自が非常に低いことを示唆している、というのはなるほどという感じだ。
秀吉、出自が卑しいという劣等感と、そんな身分から成り上がったのだという自負心を抱えていたというのは何となく分かる。「人たらし」の性も、そうでないと生き残れなかったという処世術だったんだろうな。
武士、強力な名誉意識(舐められないこと)が第一なので、そのあたりの在り方は近世以降も根強く残ってるんだよな。まぁ名誉意識の無い武人なんて世界中のどこにも無いと思うんだが。
「少なくとも、鎌倉時代・南北朝時代の、一般の武士の識字能力はかなり低かったと思われる」 当時の譲状が多数現存していて、多くが漢字をほとんど使わず平仮名で書かれていたから、らしい。
これどうなんですかね。同時代の教養ある貴族の文章だと、和文でも現代みたいな漢字仮名交じりで書いてるのかしらん。
西洋史で「中世の貴族や騎士はほとんど文字が書けなかった」みたいな言説も時々聞くけど、これもどのくらい本当なんだろうな。